コラーゲンは魚由来と豚由来どっちの種類がいい?サプリ選びのコツ

コラーゲンサプリといっても、いろいろ種類がある。どれを選んだらいいんだろう・・。

コラーゲンを入れて、肌の若返りをしたいと考えている方へ。コラーゲンサプリが有効ですが、できれば効果が高いものを選びたいところ。

コラーゲンといっても、魚や豚・牛・すっぽんなどたくさん種類があります。果たして、どの動物からとるのが「良いコラーゲン」なのでしょうか。

1.どういった違いがある?

コラーゲンの原料ですが、おもに「牛・豚・魚・鶏」の4種類に分かれています。

一時期サプリとして使われることがありましたが、今はほとんど使われていません。狂牛病の影響で、悪い評判が広まってしまったからです。

こちらもサプリの原料としては、ほとんど使われていません。

関節痛によいコラーゲンが入っているため、中高年の方が摂取するとよいと言われています。関節痛がおこるのは軟骨がすり減るからなのですが、コラーゲンの力で軟骨が再生するのを助けるのです。

コラーゲンサプリで、魚と並んでもっとも使われています。主に豚の皮を加工してサプリメントにします。

人間に近いアミノ酸の作りなので(コラーゲンを分解したものがアミノ酸)、人間の体にはなじみやすいと言われています。

ただ分子(粒のようなもの)が大きいので、そのままでは体に吸収されにくいという欠点を持っています。このため、サプリでは細かく分解加工する処理が必ず必要です。

コラーゲンサプリの中でも、比較的臭いが少ないと言われています。

マリンコラーゲン・フィッシュコラーゲン・海洋性コラーゲンとも言われています。

分子が小さいので、吸収率は動物の中でももっとも高いと言われています。ただ熱に弱く、サプリとして加工するのに技術が必要なものです。

独特な臭いがありますが、サプリで加工したものであればそこまで気になることはないでしょう。粉末タイプのもんを摂取する際には、注意が必要です。

結局、どれがいいの?

「結局、豚と魚のコラーゲンだったら、どれが一番良いの?」と思ったかもしれません。

どれも一長一短があり、「この動物のが良いとは決められません」。なぜなら、コラーゲンサプリはそれぞれに「製法」があるからです。

つまり、コラーゲンそのままでは吸収が悪いので、必ずなんらかの加工をしています。コラーゲンをしっかり細かく加工できていれば、吸収率が悪いとされる豚コラーゲンでも意味があるのです。

ちなみに「食べ物」から摂取する場合は、吸収しやすいように加工していないため吸収率はよくありません。

コラーゲンよりも小さいゼラチンとして摂取する場合がほとんどですが、ゼラチンは分子が大きいので思うように吸収されにくいのです。

コラーゲンには「型」もある

コラーゲンは原料による違いだけでなく、「型」による違いもあります。体の中で働く場所によって、「Ⅰ型」「Ⅱ型」などという区分があるのです。

ただしコラーゲンを経口摂取(口から摂取)する場合は、分解されてしまいますので何型をとればよいというのはありません。そのため、型は気にしなくて大丈夫です。

参考までに、どういった型があり、どのような働きをするのかをまとめておきます。

I型コラーゲン
(線維性コラーゲン) 体内の中で一番多いコラーゲン。骨や皮膚の弾力を作り出す。
II型コラーゲン
(線維性コラーゲン) 関節・軟骨に含まれるコラーゲン。
III型コラーゲン
(線維性コラーゲン) 臓器に含まれるコラーゲン。
IV型コラーゲン
(非線維性コラーゲン) 皮膚の表皮と真皮をつなぎとめる、細胞間の接着剤のようなコラーゲン。
V型コラーゲン
(線維性コラーゲン) 血管、筋肉、胎盤に主に含まれている。

2.原料についての、よくある勘違い

吸収率は、サプリによってカバーできることはわかりました。では、「安全面」ではどうなのでしょうか?

牛には狂牛病のリスクがあったように、豚も危険なのではないでしょうか?肌に塗る化粧品とは違い、直接口に入れるものなのでデリケートな問題かもしれません。

イメージとして「豚は危険、魚は安全」と思うかもしれません。実際は『どちらも安全面に問題はありません』。

仮に豚が病気のリスクがあるとして、魚は安全とは言い切れない部分があります。

魚でも「海洋汚染」のリスクがありますし、中国産の魚を使っていたら何を使って養殖しているかわからないはずです。

コラーゲンサプリに、副作用はないの?

動物を使う以上、どちらもリスクはゼロではありません。「生」でとる分にはリスクがあるかもしれませんが、加工したサプリであれば大丈夫です。

体に万が一のリスクがないように、厳重に品質管理を行っています。サプリだから安全面を重視して、原材料の加工ができるメリットも忘れてはいけません。

3.どれが入ったサプリを飲めばいい?

コラーゲンサプリを選ぶときには、「魚か豚か」を判断にするよりも大事なことがあります。

分子の大きさで選ぶ

吸収されやすいように「低分子化」「コラーゲンペプチド化」したものを選ぶのは基本といえます。ペプチドとは、コラーゲンを小さいかたまりに分解したものを指します。

~分子の大きさ(目安)~

●一般的な動物:30万個~40万個

●ゼラチン:10万個

●コラーゲンペプチド:500個~1万個

ここで一つ、お気づきの方もいるかもしれません。コラーゲンペプチドは大きさに差があるということを。

コラーゲンサプリのほとんどは、コラーゲンペプチドとして加工しています。実際はメーカーによって、どの程度の大きさまで小さくしているかは、マチマチです。

しかも、メーカーごとに「コラーゲンペプチド」という記載はあっても、分子量の記載があるのはマレなのです。「どのメーカーのが、一番吸収率がいいのだろう?」と比較するのが難しいのです。

国産のものを選ぶ

サプリメントというと、種類によっては海外産のものが人気だったりすることがあります。

海外産の方が量が多そう、などプラスのイメージを持つかもしれませんが、口に入れるものですので品質管理が厳しい日本産のものをおススメします。

コラーゲンサプリについては、国産のもので人気がある定番サプリがあります。