コラーゲンサプリの副作用はないの?安全に摂るなら何に気をつける?
肌のハリを取り戻すためにコラーゲンサプリを飲みたいけれど、副作用が心配・・
美容のために、日々減っていくコラーゲンをとる。サプリだと必要量を手軽にとれるので、便利だと思います。
ただ、口に入れるものだけに副作用が気になるところかもしれません。コラーゲンそのものが安全なのか、情報不足な面もあるかと思います。
果たしてコラーゲンは、体に害になることがあるのでしょうか?どんな点に気をつければ、安全に摂取することができるのでしょうか?見ていきましょう。
1.コラーゲンサプリに副作用はある?
まず、副作用があるかどうか?という点から。
そもそもサプリメントは「健康食品」です。薬と違い、飲むことで「副作用」が起こることはありません。
サプリの目的は、体に足りない栄養素を補うことです。特定の病気を治療するものではないので、副作用という考え自体ナンセンスなのです。
ですが・・現実には、コラーゲンサプリを飲んで『体調が悪くなった』という声もあります。ネットの口コミでもたまにみかけますが。
サプリそのものが引き起こす副作用ではなく、本人の体質とのかねあいになります。具体的に、見ていくことにしましょう。
「コラーゲンサプリを飲んだら、太った」という人がいます。コラーゲンが直接の原因ではなく”たまたま”である可能性が高いと考えられます。
なぜなら、コラーゲンはもともとは「タンパク質」です。タンパク質は栄養素の中でもカロリーが低いものなのです。
タンパク質:4kcal
炭水化物:4kcal
脂肪:9kcal
同じ量をとっても、タンパク質や炭水化物はカロリーが低いので「太りにくい」と言えるでしょう。
また、コラーゲンサプリで1日当たりにとれるカロリーを見てみると、数kcalから20kcalの間なのです。メーカーにより差はあるものの、多くて1日20kcalなのです。
1日20kcalというのは、お菓子ですとクッキー1枚分に相当する程度の量なのです。
ちなみにドリンクタイプですと、平均50~70kcalと少し多めですが、成人女性が1日に摂取するカロリーは2000kcalだと考えると、太るほどの量ではないことがお分かりだと思います。
「コラーゲンサプリを飲んで、肌荒れした」という口コミもたまに見かけます。ところが、コラーゲンが肌を荒れさせるような直接の関係はありません。
むしろお肌に潤いを与えて、活性化するのがコラーゲンなのです。
考えられる原因としては、サプリ(ドリンク)に含まれるなんらかのアレルギー成分に体が反応した可能性があります。
レアなケースだと思いますが、心配であれば服用をやめる準備はしておいた方がよいかもしれません。
ごくたまに、こういった口コミを見かけることがあります。
考えられるのは、ご本人が体質的に胃腸が弱いので「たまたま」そうなったのか、もしくはサプリそのものに問題があるケースもあります。
コラーゲンを細かく加工していないと、コラーゲンの分子量(大きさ)が大きいために、消化不良を起こす可能性もゼロではありません。
消化不良で胃に負担をかけたり、腸の吸収がうまくいかずに大腸に行き下痢する可能性もあるのです。
コラーゲンそのものの副作用はありませんが、肌や胃腸への影響が起こることもまれにありますので、服用してから1週間は自分の体の変化に敏感になっておく必要がありそうです。
2.過剰摂取を心配すべき?
副作用は心配しなくても大丈夫ですが、「とりすぎ」を心配される方もいるかもしれません。
どのサプリにも言えますが、「定められた量はしっかり守る」ことを徹底しなければなりません。よく「効き目を高めるために、多めに飲む」という人もいますが、メーカーはそうした飲み方を推奨していません。
コラーゲンの場合、はっきりと「何グラム以上で過剰摂取」という決まりはありません。「●グラムしかとれてないからダメ、●グラムだからとりすぎ」というはっきりした線引きが難しいのです。
サプリの規定を守って、1日の摂取量を守れば問題はないはずなのです。
仮にコラーゲンをとりすぎると、腎臓に負担がかかる可能性があります。腎臓は、タンパク質が消化される際に出る老廃物を「ろ過」する働きがあるからです。
普通に摂取する場合には、神経質になる必要はないでしょう。
3.豚か魚か、原料によってリスクはある?
コラーゲンサプリで販売されているものは、ほとんどが「豚」か「魚」を原料にしたものです。「牛」は狂牛病の問題が出てから、市場に出回らなくなりました。
なんとなく魚の方がリスクが少なそうなイメージがするでしょうか?実際は、サプリで加工しているので「国産のものなら安全」なのです。
調理したものを摂取するのはないですから、しっかり安全性を確認しながら加工しています。それがサプリメントの強みでもありますので、心配する必要はないのです。
4.添加物の使用に注意が必要
「サプリの飲みすぎ」以外に注意すべきことは「添加物」です。
サプリメントを加工するには、いろいろな添加物が使われます。「着色料」「甘味料」「香料」といった、サプリの飲み心地や見た目をよくするために、添加物を使われるケースも多いのです。
添加物というと、わたしたちの健康に悪影響を与えそうなイメージがあるかもしれません。たしかに、長期間にわたって摂取すると何らかの悪影響はあるかもしれませんが、そこまで神経質になる必要はないでしょう。
コンビニの総菜で食事をするようなもの、と考えるとわかりやすいと思います。体には良くないですが、摂りすぎるとすぐ病気になるのかというとそうでもありません。
まったく添加物を避ける食生活は、難しいものです。サプリも、必要以上に添加物を気にしていては何も飲むことはできません。少なくとも国産のものであれば、厳しい品質基準をクリアしていますので、信用するしかないのです。