顔の皮膚のへこみは戻るの?凹凸を復活させるケア

顔の一部に、小さく皮膚がへこんだような跡があって消えない・・

ニキビでもないのに、お肌に凹凸ができてしまって気になることありませんか。時間がたっても変わらないし、どういうケアをしたらいいかもわからなかったり・・

よく見たら皮膚が小さく削れて見えたりしませんか。

この皮膚のへこみは、一生戻らないものなのか?それともケア次第で回復できるのか?見ていきましょう。

1.”へこみ”が戻るかどうかの分かれ道

そもそも、この陥没したような凹みとは、いったい何なのでしょうか。気になりますよね。

●ニキビや湿疹の跡(クレーター)

●皮膚に傷がついてしまった

いずれかになります。

見た目がまだ赤実をおびていれば、炎症が起きている状態ですのでいずれ回復します。問題なのは凹凸のある部分が、黒くなって皮膚がえぐれているような場合です。

回復するかどうかは、「へこみの深さ」にかかってきます。

お肌は「表皮」と「真皮」の2層構造でできています。お肌の「表皮」で傷が止まっていればターンオーバーでいずれ回復しますが、「真皮」にまで達すると回復は容易ではありません。

見分け方としては、「へこみができてから1か月くらいに良くなっているか」というところ。表皮で傷がおさまっていれば、ターンオーバー周期の1か月以内に、なんらかの修復がおこなわれるはずなのです。

表皮の厚みはおよそ0.1~0.3ミリですから、へこみが目立つようであれば「真皮」に到達している可能性が高いといえるでしょう。

2.真皮まで達した凹み(陥没)は、戻るの?

では、真皮にまで達した凹みは元に戻るのでしょうか?

黙って戻る可能性は、ほぼありません。ケアをして、回復を待つしかないのです。

真皮は「コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸・真皮細胞・繊維芽細胞」といくつかのものから成り立っています。

皮膚がへこむのは、真皮の細胞とコラーゲンが失われている状態なのです。

実は真皮の細胞は、角質層と同じくターンオーバーを一定の周期で行います。ただし生まれ変わりの期間が長く、6~7年かかるといわれています。

仮に何年かかけて表皮細胞がもとに戻ったとしても、おそらく「へこみ」が元通りになる可能性は低いかと思います。

なぜなら、コラーゲンがないとお肌の強度が保てないからです。コラーゲンがないとお肌がたるむのはご存知だと思いますが、コラーゲンは肌の強さを保つ「バネ」のような働きをしています。

コラーゲンのバネがないと、いくら表皮細胞が復活しても、へこんだ肌が”ふくらむ”まで回復することは考えにくいのです。

3.真皮を復活させるケア

真皮までへこみがある場合は、どういったケアをすればよいのでしょうか。

真皮を復活させるには「真皮細胞」と「コラーゲン」の両方をケアすることが大事です。

真皮細胞を増やしてお肌が削れた分を取り戻しつつ、コラーゲンで強度を保っていくという形が必要なのです。

真皮細胞とコラーゲンのケアを復活させるには、「美容外科」「コラーゲンを取り込む」という2つがあります。

ちなみに「スキンケア」は、どんなものを使ってもほとんど意味がありません。なぜなら、お肌から入れるものは表皮の角質層までが限界だからです。

浸透力を自慢した化粧品でも、広告をよく見ると「※角質層まで」という注意書きを書いていますので・・。

美容外科で治療を受ける

美容外科で再生医療を受けるのが、もっとも効果が期待できるケアとなります。

レーザー照射を真皮層にすることによって、コラーゲンと真皮細胞の活性化をするという療法です。

レーザー治療で代表的なものは「サーマクール」と「ポラリス」の2つです。

もともとがリフトアップ効果だが、クレーターなどの陥没したお肌にも有効なケアとなっています。

ポラリスは顔の狭い範囲に照射するもので、1か所4~5万くらいが相場です。サーマクールは顔全体をカバーしており、25~30万くらいが相場となっております。

いずれの手術もお肌に照射するだけですので、10~15分で施術できて当日帰ることができます。美容整形の中でも、安全度が高いものとして有名です。

自宅ケアでコラーゲンを活性化

美容整形に抵抗がある場合は、自宅でコツコツコラーゲンを活性化させるのも有効です。

コラーゲンも真皮にありますから、スキンケアでは届けるのが難しいです。コラーゲン活性化には、口の中にコラーゲンを入れるという方法が一般的です。

コラーゲンは口からいれても、そのまま肌のコラーゲンになるわけではありません。コラーゲンを口から入れると、コラーゲンを生み出す細胞(繊維芽細胞)を活性化するという働きがあるのです。

美容整形に比べると効果はゆるやかですが、あまり高額な費用をかけたくない・・という方であればコラーゲンを補うケアというのも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

お肌のコラーゲンを増やす方法 >>