首のたるみを自宅で簡単エクササイズ|首ヨガで肌老化を防ごう!

顔や首回りがぶよぶよしてきて、困っていませんか。自宅で無理なく続けられる運動を紹介します。

どんなにケアしても、年齢を隠しにくい場所は「手の甲」と「首」と言われています。

加齢によるコラーゲン不足で、お肌がたるむこともありますが、普段からスマホやPCを長時間見て、首だけ前に出ている「姿勢によるしわ」も原因の一つです。

首と背中が丸まっていくだけでなく、お腹周りにも肉が集まりやすくなるので注意が必要です。

体の「悪いクセ」をカバーするためにも、日ごろからエクササイズで「固まった首周りのコリ」をケアしていきましょう。

ほんの少しの積み重ねでも、何か月か過ぎると大きな差になってあらわれてくるものです。

1.首ジワやたるみを改善する「首ヨガ」

スキンケアで顔の老化はカバーできても、首にできる「しわ・たるみ」は簡単にはケアできないもの。

だからこそ、日ごろのエクササイズを習慣的に行うことで、ケアしていきましょう。

~首とアゴ周りの筋肉を鍛える、7ステップ~

1.まず椅子に浅く腰掛けます。

2.足は腰の幅ぐらいを意識して、右手を頭の後ろに回し、首の付け根にあるぼこっとした骨に指がつくようにします。

3.左手は鎖骨の下にあてて、右手は首の付け根で固定。そのまま鼻からゆっくり息を吐いていきます。

4.アゴをゆっくり上にあげていき、首の前側をストレッチしていきます。鼻から息を吸いながら、口からゆっくり吐きます。これを5回繰り返します。

5.3~4の動作をするときに、舌の先端を前歯の裏側につけたままキープします。こうすることで、首とアゴ周りの筋肉に同時に負荷をかけることができます。

6.顔の位置は維持したまま、両腕を天井に向けてまっすぐ伸ばします。背筋もしっかりはり、視線は斜め上へ。その状態で鼻呼吸を5回行います。

7.手を上げたまま、今度は上体を前に倒していきます。ななめ45度くらいになったところで体勢を固定し、そのまま鼻呼吸を5回行い、完了です。

このエクササイズを行うことで、鍛えられる筋肉は「胸鎖乳突筋」になります。ちょうど頭と首の間につながるアーチのような筋肉なのです。(きょうさにゅうとつきん といいます)

重い頭を支えている筋肉で、ここが衰えてくると頭皮のたるみにつながります。頭皮と顔は皮一枚でつながっていますので、首にも負担がかかり首のたるみにも直結してくるのです。

2.二重アゴと首のしわに「舌エクササイズ」

首だけでなく、アゴ周りの脂肪も気になっている方は「舌スイングエクササイズ」をするというのも一つです。

舌を起点としたトレーニングを行うことで、さまざまな筋肉を鍛えることができます。

●オトガイ筋(下唇とアゴを結ぶ筋肉)

●咀嚼筋(下顎骨の運動(主に咀嚼運動)に関わる筋。そしゃくきんと読む。)

●咬筋(頬の外側と口角を結ぶ筋肉。こうきんと読む。)

顔にはたくさんの筋肉(表情筋)がありますが、あごや頬回り、そしてフェイスラインのたるみを改善するのは「舌」を起点として動かせる筋肉なのです。

具体的に、舌を使ったエクササイズを紹介したいと思います。

~舌回しエクササイズ~

1.両手を胸の前で交差させます。体が反りすぎないように注意。

2.顔を天井に向け、舌を真上に突き出します。きっちり90度でなくてかまいません。

3.舌を左右にスイングさせます。

4.舌の側面が、左右の口角にぶつかるように10秒ほど往復させましょう。

5.舌の付け根から動かすようにして、ゆっくり円を描くように。

6.2~3分を目安に行います。

時間が空いた時に、椅子に座りながら手軽にできます。さすがに人がいるオフィスだと恥ずかしいかもしれませんが。

大事なのはコツコツケアをしていくことです。ご自身のお悩みにあわせて、いくつかのエクササイズを組み合わせていくとよいかもしれません。