コラーゲンは取りすぎると太る?ドリンクと食べ物でとる危険性について

コラーゲンを摂りすぎたら太る・・というのは本当?それともたまたま?

すでに何らかの形でコラーゲンをとっていて、急に体重が増えた。そのため、コラーゲン摂取をやめたら体重が減っていったという人が私の周りにも2人います。

「コラーゲンをとったら太った」と、きちんと因果関係がわからないまま”ウワサ”だけが広がっているような感じでしょうか。

『コラーゲンをとると、太る説』について、検証してみました。

~目次~

1.コラーゲンを摂ると太る?

いろいろと調査をした結果わかったことは「コラーゲンを摂ると太る可能性がある。食べ物とコラーゲンドリンクに要注意」。

サプリや粉末だと太るリスクは少ないですが、コラーゲン料理やドリンクだと危険だということ。

「いったいどうして?」と思うかもしれません。その理由についてくわしくお話してきます。

2.食べ物からコラーゲンをとるリスク

コラーゲンを食べ物でとる場合は、カロリーの問題が一番です。

コラーゲンはゼラチンとしてとることになりますが、ゼラチンは100gあたり343kcalもあります。仮に300kcalとすると、ご飯2膳半、ビールですと中ジョッキ2杯分に該当します。

ゼラチンを多く含む食材は「豚肉・豚皮・豚耳・鶏ももの皮・魚の缶詰・すっぽん」などが代表的なものですが、思った以上にカロリーの摂取量が多いと驚かれているかもしれません。

カロリーの摂取量が多いほど、体にエネルギーとして蓄えられます。蓄えるために「皮下脂肪」の形になるので、見た目にも体重の増加にもつながりやすいのです。

また、ゼラチン以外にも、お肉の脂分など、食べ物そのものの栄養素も取り込むことになるので、摂取カロリーはさらに増えるリスクがあります。

「とにかくお肌をぷるぷるにしたいから、たくさん食べる」というのは、待った方がよいかもしれません。

3.コラーゲンドリンクからとるリスク

コラーゲンドリンクを検討されている方も、多いかもしれません。ドリンクですと5000~10000mgのコラーゲンがとれるので、たっぷり量を確保することができます。

摂取カロリーも、平均すると50~100kcalと食事に比べると特別多いわけではありません。最近では糖質オフのものもでてきて、ますますヘルシー志向が強まっています。

たしかにカロリーの問題はクリアできていますし、糖分がないので太る要素が見つからないように思えます。

ところが・・

砂糖の代わりに使われる「人工甘味料」が、太らせる原因となっているのです。

人工的に甘味を作り出した成分の「人工甘味料」。砂糖よりも少量の使用ですみ、カロリーがほぼゼロに近いものです。

一つのデメリットとして、人工甘味料を摂ると血糖値が急激に上がり、インスリンが分泌されやすくなるのです・・。

血液中の糖分、血糖値が高くなると「インスリン」が自動的に出されて、血糖値を下げようとします。その反動として、体の臓器に脂肪をため込んでしまうのです。

インスリンは甘いものを一定量食べなければ出ないものなのですが、人工甘味料に反応し分泌しやすくなるといわれているもの。

直接、カロリーの摂りすぎで太ることはない反面、『脂肪をため込みやすい体』になってしまうので「太りやすく」なるのです。

また、人工甘味料は砂糖の何十倍もの甘味を作り出せるので、普通の甘味では満足できなくなる恐れもあります。普段の食生活で、甘い味付けを好むようになるリスクもあるのです。

コラーゲンは液体にして飲もうとすると、クセが強いので普通の人は敬遠します。少しでも飲みやすくするために、人工甘味料をまぜて調整しているのです。

4.コラーゲンはサプリが一番よい

『太るリスク』という点から考えると、コラーゲンはサプリメントで摂取するのが一番リスクが低いです。

もともとのカロリーも低い(数kcal~20kcal)ですし、甘味料を使う必要がなくインスリンの分泌も心配ありません。

コラーゲンの量をとるのであればドリンクが優れていますが、大事なのは「量より質」なのです。

コラーゲンは決められた摂取基準量がありません。だからといって「とればとるほどコラーゲンが増える」というものでもないのです。

コラーゲンは「体に吸収しやすいように加工」していることが、一番の条件です。コラーゲンそのままでは分子量が大きいので体の吸収が悪くなります。

実は食べ物のゼラチンも、コラーゲンの吸収率はよくありません。太るリスクもありますが、そもそもたくさん食べても「効率が悪い」と言えるでしょう。

コラーゲンは、吸収しやすいように「ペプチド化」「低分子化」したものを選ぶのが基本になります。

サプリは薬ではありませんので、過剰摂取の心配もありません。しっかり体に吸収されるものを選べば、太るリスクを最小限にしつつコラーゲンを補うことができるようになります。

おすすめのコラーゲンサプリはどれ? >>