繊維芽細胞を活性化するならFGF入りサプリ|コラーゲンとプラセンタどっち?

お肌の弾力を取り戻すには、日々減少していくコラーゲンを復活させることがカギです。

コラーゲンを生み出す「繊維芽細胞(せんいがさいぼう)」にしっかり働いてもらわなければなりません。

繊維芽細胞って、そもそもどういうものなのでしょうか?また、どうすればコラーゲンをたくさん作ってくれるようになるのでしょうか?

繊維芽細胞のくわしい働きと、活性化する方法についてお話ししてきたいと思います。

1.線維芽細胞の働きと劣化について

繊維芽細胞とは、そもそもどういうものなのでしょう。お肌の真皮にあり、コラーゲンやヒアルロン酸といった物質を生み出す元となる部分です。

~繊維芽細胞のおもな働き~

○細胞分裂を行い、線維芽細胞そのものを増やす

○真皮の成分(コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸)を新たに産み出す

繊維芽細胞はコラーゲンだけでなく、コラーゲンを繋ぎ止める「エラスチン」や真皮のうるおいの元「ヒアルロン酸」も作り出しているものなのです。

繊維芽細胞は、加齢により衰える

繊維芽細胞が元気なうちは、細胞を分裂して数を増やしていきます。ところが加齢によって働きが衰えると、細胞分裂が止まるだけでなくコラーゲンを生み出す力も衰えます。

意外かもしれませんが、コラーゲンも新陳代謝(生まれ変わり)をしています。繊維芽細胞が働かなくなると、古いコラーゲンが残ったままになり、劣化した状態になるのです。

劣化したコラーゲンはくすみの元になったり、本来の弾力がなくなり固くなります。ハリがなく、たるみやすいお肌になってしまいます。

では、繊維芽細胞はどうすればコラーゲンを作ってもらえるようになるのでしょうか。

2.線維芽細胞を活性化する方法

一度衰えてしまった繊維芽細胞は、細胞分裂して増やすのは難しいです。ならば、今残っている繊維芽細胞の働きを活性化させることで、再びコラーゲンを生み出してもらいましょう。

繊維芽細胞を活性化する成分をお肌にいれることで、本来の働きを取り戻すことができるようになります。

~繊維芽細胞を活性化する成分~

○コラーゲンペプチド

○FGF(線維芽細胞増殖因子)

コラーゲンペプチド

コラーゲンを加工して、体に吸収できる大きさにまで小さくしたのが「コラーゲンペプチド」です。

経口摂取(口から入れる)ことによって、血液を通じて全身を巡りコラーゲンの合成を促進する働きがあることが、研究の結果明らかになっています。

実際にコラーゲンペプチドを投与した人のお肌の状態をチェックすると、「弾力アップ・しわが減る・コラーゲンが再び作り出されている」ことがわかったのです。

コラーゲンペプチドが繊維芽細胞を活性化させる働きがあるので、こうしたお肌の変化に繋がっているのです。また、コラーゲンそのものを生み出す手助けもしているという説もあります。

一昔前までは「コラーゲンを口から入れても意味が無い」と言われていましたが、研究が進んだことにあり意味があることが徐々に認められてきています。

コラーゲンペプチドは、コラーゲンサプリでおぎなうことができます。

食べ物でもコラーゲンを含む物がありますが、ペプチドよりも分子が大きい(粒が大きい)ので吸収がスムーズにいかず、摂取している割には効果が出にくいという欠点もあるのです。

FGF(線維芽細胞増殖因子)

コラーゲンペプチドは、お肌の働きを広くケアするのに対し、FGFは繊維芽細胞をピンポイントでケアする成分です。

主に美容整形の分野でFGFの注射による繊維芽細胞の活性化がされていました。最近では「プラセンタ」にもFGFが含まれているため、お肌のコラーゲンを取り戻すためにプラセンタを愛用するという動きも進んでいます。

FGFは注射でも経口摂取でもどちらも、血液を巡って繊維芽細胞に働きかけることが確認されています。

繊維芽細胞の分裂を促進するのか、今ある繊維芽細胞を活性化させるのか詳しい働きはまだわかっていません。ただコラーゲンのケアとしてFGFの効果があることは認められています。

FGFはプラセンタサプリで摂取することができます。プラセンタ注射という方法もありますが、プラセンタ注射をすると献血ができなくなるなど、少なからずリスクがあるのでサプリを使うのが無難です。

3.コラーゲンとプラセンタならどっち?

○コラーゲンペプチド⇒コラーゲンサプリに配合

○FGF⇒プラセンタサプリに配合

「コラーゲンペプチドとFGFは、どっちをおぎなえばいいの?」と思うかもしれません。働きとしては、どちらが優れているというのは一概にはいえません。極端なことをいうと「どちらでも繊維芽細胞には良い」のです。

ただ、コラーゲンとプラセンタサプリそのものの「守備範囲」は違います。

たとえばコラーゲンサプリであれば、お肌の真皮に働きかけることが中心ですので「お肌のハリ・弾力を強化」したい場合に向いています。

プラセンタサプリは、もともとお肌の活性化をする働きがありますので、表皮のターンオーバー促進に力を発揮します。ターンオーバーが促進されると古い角質が残りにくくなるため「くすみ」や「乾燥」を防ぐことができます。

お肌を、どういった状態にしたいのか?によって、使い分けるのが良いでしょう。

おすすめのコラーゲンサプリはどれ? >>